2007/10/11

学校に大事な子供を預けている皆さんへ、元教師が贈る約十個の言葉22

ぶらぶらしてたら見つけたブログでちょっといいとこ書いてあったんで転機。

idiotapeさんのブログ「慣性のある生活」の2007年10月10日の記事より

学校に大事な子供を預けている皆さんへ、元教師が贈る約十個の言葉22

・学校や教師は、あなたたちの大事な子供を預けている相手だということを、もう一度思い出してください。

・教師をあなたたちの過剰な要求の全てに関わらせることは、教師のキャパを大幅に削り取ります。

・授業準備やクラス運営計画などの「目に見えない仕事時間」は、外から見るよりも多くの時間を必要とします。

・要求が増えると、教師は授業外の仕事を山の様に抱え、生産力を徐々に失い、良い授業が出来なくなり、ついにはクラスが崩壊します。

・あなたたちの要求の一つが、クラス崩壊という子供たちにとって最も望ましくない事態へと直結する可能性があることに思いを馳せてください。

・また、教師はあなたの親でも指導者でもなく、いわば「共同作業者」なのだということを理解してください。

・あなたたちが協力的であればあるほど、教師はよりあなたたちにとって望ましい教師になることができます。

・勿論、社会的に許されない行為に対しては、子供たちを守ることを最優先にしてください。これは絶対条件です。

・だけど、よく考えれば瑣末な要求でしかない教育上の愚痴を、教師に全部ぶつけることはできればやめてください。

・また、あなたたちがそのようなクレーマー的両親でなかったとしても、そのような人を見かけたら、そっとその要求を横の連携で解消してくださると、色々と助かります。

・40人のクラスには大体80人の両親がいます。教師は一人です。

・99.99%の教師は水谷先生にはなれません。その一方、99.9%の教師は犯罪者にもなりません。教師を育ててください。それがあなたたちや子供たちをも育てることになります。

・最悪の場合、子供も親も学校から身を引くこと(自主的登校拒否や転校)が可能です。しかし多くの教師は逃げることが出来ません。システム上は出来ますが、彼らの多くは「逃げられない」と思い込んでいます。時に義務感によって、時に絶望によって。

・わずかな想像力と手間と我慢が、結果としてあなたたちの子供を守ることになります。

・最後にもう一度。あなたたちにとって教師は万能の指導者では決してありません。ですがより大事なことは、決して敵ではないということ、これを覚えておいてください。システムや構造自体に不備があるなら、教師と親こそが協力すべきです。教師個々人の負担を減らすことが、最終的にはあなたたち自身の子育ての負担を、未来のいつかどこかで減らすことにつながりますし、子供たち自身の負担をも減らすことになります。

・学校教育を監獄と区別しうるものがあるとすれば、それは共感と想像力と愛である。そのようにある教師は言いました。

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