2008/03/03

今日の映画充 「9SOULS」

昼間にちょっと出かけた。いつも通る道にある梅の木の花が一気に咲いていた。
昨日はちらほらだったのに、今日の暖かさできたんだな~って思った。
あまり昼間に外に出ないから、ちょっとしたことで感動していまうな~
朝も早く目を覚まして、ちょっとは遠回りしてもいいかなと思った安井です。ふと思っただけでこんばんは。

豊田利晃監督の「9SOULS」観た。
簡単に言うなら、すっごいおもしろい映画でした。これは観るべきだな。
豊田利晃監督らしい創りになってて、心に隙間にガツンとはまるような映画でした。

それにしても淡い。淡いよ。報われないし救われない。
そいういう淡い群像描くのがすっごい上手いな~。邦画の良さがどんぴしゃに表現できてるな~
だから邦画が好きだ。間の取り方とか、感情の表現方法とか、日本人が作ってるから当たるんだろうけど。

「9SOULS」の内容ですが、刑務所の中で偽札が隠されているという話しを聞いて、
9人の囚人が脱走してそれを探しにいくというもの。
目的はそういうことがあるんだが、描かれているのはそれぞれの背景ややりのこしたことや、9人の男達の関わりなど。
もちろん、それなりに笑いの要素も取り入れて、泣きたくなるようなことも含まれている。

9人の囚人達はそれぞれがそれぞれの生活を持ち、意味があって罰を受けている。
罪を作った事に対する贖罪や、見届けたかったこと、伝えたかった気持ち、そういうことがよく描かれている。
言いたいことが言えなかったことがある人がこの作品をみると、ガツンと心に響くものである。
人間とはどういうものであるか、それは人によってまた違うものである。そういうことがよく描かれていると思う。
最後の扉を開くとこはどうも腑に落ちないけど、何度も観たいいいもんんだと思う。

原田芳雄 があまりにも渋い!
松田龍平 は存在感がありすぎ。
千原浩史 がこんなにもいい演技するとは思わなかった。
鬼丸 は相変わらず上手いよな~
板尾創路 って天才!
KEE はやっぱり脇役的な存在がいい。
マメ山田 はいいよ!いろいろとポイント攻めてくる。
鈴木卓爾 が出てきているとは思いもしなかった。
大楽源太 初めて見たけど、もっと使えべきだと思う。

そういうふうに、キャストもよかった。
脇を固める伊東美咲はあんまりだったけど、京野ことみや唯野未歩子、今宿麻美、鈴木杏、松たか子、瑛太、井上順
なんかもすっごいよかった。
ほんと、監督すごいよ!キャスティングもいい。

昨日は鳥肌実主演の「タナカヒロシのすべて」を観たけど、それよりも何倍もよかった1
是非とも観て欲しい映画でありますよ。

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