2007/04/02

起業する -ベンチャー立ち上げ-

今のプロジェクトにもだいぶ余裕がでてきた。とうか、仕様変更の嵐や、深夜の帰宅に慣れてきたという方がいいのかな。
体調も余裕がでてきたので、帰りに鴨川をぶらぶら寄り道して帰ってきた。
桜がとてもキレイ。八分咲きといった感じで、吹き抜ける風に揺れる花が幻想的でもあった。
これからこれが散っていく様もまた乙である。桜吹雪が見れるのかな。
毎日の帰宅が楽しみにもなってきている安井です。花見がしたい!てか酒が飲みたいこんばんは。


お昼休みに何気なくネットを巡回。はてなのリンクやトラックバックからぼちぼちいろいろ見てたら、学生の、ベンチャー企業を立ち上げようというブログやサイトが沢山あることに出た。
IT関連の企業のことについて毎日のように書いてった。もちろんサイバーエージェントやドリコム、たまにライブドアとかのことも。

まー、そんなサイトを見ていて思ったのだが、彼ら(起業を目指す若者)の目標ってのが、会社を作ることなんだとうことだ。
具体的な夢だとか、世の中に不満があるので自分の会社を作るとか、今働いている会社に憤りを感じて何かを始めるとかではなくて、
藤田晋だとか近藤淳也だとかになりたくて起業をしようとしてるように感じられた。

それがイケナイとこではないのは解るが、彼らの意思がどうも伝わってこない。何がしたいのか見えてこないのだ。
もちろん今の先端を走るベンチャー企業の中にも、そのような意思から産まれたとこはあるだろうが、
明確な目標も持たないで会社を興しても続かないのではないかと思える。

自分も一時期は起業をしたいと思っていた。
でも、それが目標になっていることに気付き、会社を持って社長になることが何なのかを考えてもみた。
ただの自己満足以外の何ものでもなく、続かないだろうし、残せるものも少ないだろうと思えた。
そして、原点に戻って、やりたいことを見つけてそれを実現させる為には起業するしかないとなったときに、自分で会社を興せばいいのだと思った。
クルクルの運営なんかもその一環でもある。

さしてやりたいことでもないことで起業をし、それが重荷になってしまったら、本当の企業とはいえないのではないだろうか。ベンチャーの真髄とはそうではないだろう。
「はてな」なんて最初から儲かる仕組みにはなっていなかった。近藤淳也がこういうことをしたいなという気持ちからできた会社。金は生まないが富を生む会社と言われたもので、それこそベンチャーじゃないだろうか。
やりたいことをすることで、付加価値がでてくる。それが目指すとこ。

おりしも「社会人」って何だろうかという議論をしていた。
一般論で言うなら、企業に就職することで社会保障を得られ、会社の為に仕事をすることであるが、社会人になるとはそれだけで語られることではない。
そんなこと話しながら、資本主義の世の中で「社会人になる」ということが一種のステイタスになってしまっていることに疑問がわいていました。
まー、社会人についてのことはまた語れたらなと。

で、これから起業を目指す若者よ、一度は会社に就職をしてみなさい。社会の理不尽さを痛感しなさい。自分勝手なわがままが通用しない社会を実感しなさい。
そして、自分の目指す会社の理想像を立てなさい。
どうもね、彼らのブログやサイトを見ていると「楽したい」って感じに思えてました。

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