2008/12/09

不正義の平和、正義の戦争

ケータイが死にました。X01HTが、、、 スライドのところがガタガタになって、接触が悪くてほぼホワイトアウトしてしまうようになった。
だから、機種変更!イーモバイルのTouch Diamond買ったから、今回はNOKIAの新作N82へ。
もうこれはケータイとしての機能しか使わないぜ!
またしても宝の持ち腐れをしている安井です。ま、それもまたよしや~こんばんは。


さてさて、久々に「機動警察パトレイバー2」が見たくなったので、以前リッピングしてたのをケータイに移して会社の往復で見てた。
その中の、後藤隊長と自衛官の荒川との会話でいろいろと考えさせられる言葉のやりとりがあった。

以下はネットで拾ってきた文章。内容は本作品の言葉と同じ。

「自分達が守るべきこの町の平和とはいったい何だ。」
「ついこの間まで続いていた核抑止による冷戦と代理戦争、そして今も世界の大半で繰り返されている内戦、民族衝突、武力紛争・・・。そういった無数の戦争によって構成され支えられてきた血まみれの経済的繁栄・・・それが俺達の平和の中身だ。」
「正当な対価をよその国の戦争で支払い、そのことから目をそらし続ける不正義の平和。」
「不正義の平和であろうと正義の戦争よりはよほどマシだ。」
「正義の戦争と不正義の平和の差は、そう明瞭なものではない。」
「戦争が平和を生むように、平和も戦争を生む。」
「単に戦争でないというだけの消極的で空疎な平和は、いずれ実態としての戦争に埋め合わされる。」
「その成果だけはしっかり受け取っていながら、モニターの向こうに戦争を押し込め、ここが戦線の単なる後方にすぎないことを忘れる、いや忘れたふりをし続ける。」

そして、こうも言っている

「あんたが正義の戦争を嫌うのはよくわかるよ。かつてそれを口にした連中にろくな奴はいなかったし、その口車に乗ってひどい目にあった人間のリストで歴史の図書館は一杯だ。 …(中略)… 『平和』という言葉が嘘つきたちの正義になってから、俺達は俺達の『平和』を信じることができずにいるんだ。」


平和ボケしている日本にこの言葉はいつまで経ってもグサリと刺さるなぁ~
いや、そもそもその平和ってものがどういうったものかの定義も曖昧なままだけどね。
平和を信じてないのかな。どうなんだろうか。平和平和、、、そんなこと考えながら帰ってきた。

日本の技術の高さは誇りである。
そんな日本の技術の高さが、今の経済を支えてきたし、経済大国としての一種の攻撃性と防衛性も持っていた。
しかし、先日のニュースで日本の企業が、パキスタンの核開発への技術提供をしている疑いがあったと報道していた。
どうやら精密機械の輸出を行っていたのに加担している企業があったとのこと。それも核に使われるのを知っていながら。

日米同盟しかり、それに伴う自衛隊派兵しかし、こういう技術提供しかり、どこかで"平和"である日本も世界の戦争に加担しているんだな、、、
こんな生活してたら一向に感じないことだけど、どれだけのことをしているんだろうか、、、

戦争のことを語ることも偏ったことしか言えないこの日本。
本当の歴史が歪み伝えられ、それを更に伝えていく。9条の必要性、自衛隊の軍隊化、、、、
何を信じて何を心に置いておくべきなのか、あやふやになっているよな。
今一度、戦争のことをちゃんと話し合うことが必要じゃないんだろうかって思ったもんです。

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