2008/11/17

例えば僕と檸檬の心

今日は休肝日。ここんとこ飲んだ暮れの毎日だったんで。
ま、たまにはこういうのいいよな。いいのかな。ま、健康のためにたまにはそうしないとね。
明日はその分飲んじゃいます。はい、だめだなと。こんばんは、安井です。


こないだ家で友達と飲んでいる時に、ふとした拍子で刃物の話しで盛り上がってた。
こないだ趣味で猟をしている人に獲物を捌く用のナイフをもらったのだ。
それを見せたり、じいちゃんばあちゃんが昔の店で使ってた包丁とかも見てたり。
同居人・本阿弥さんの鋼の包丁とか、しまいには自分のガスガンもお披露目。
家でちょっとした刃物パーティーになってた。いや、かなり危ない集団だ。

いえ、僕たちはそんなに危ない集団じゃないですから。
ただ家にあるものを見ていただけですよ。どの家にもあるような、、、
犯罪になんてつかいませんから!これは絶対。

で、会社の帰宅中にぶらぶらと歩いてたらそのことを思い出した。刃物で盛り上がってたことを。
もし今自分が持ってたらどうなるだろうか。ポケットに突っ込んだ手が握るのはケータイ。
それをその時に見てた包丁に見立てて、ここで出したらどうなるだろうとか想像してしまった。
まるで梶井基次郎の檸檬の気持ち。重松清のエイジの気持ち。

すれ違う人に刃物を立てるイメージ。後ろから狙うイメージ。なんて無防備。
本で読んでいる時に主人公の気持ちがそんなに理解できなかったけど、今は解るような気がする。
檸檬を爆弾に見立てた主人公の気持ちが判るような気がする。
こういうことだったのか。

でも、なんだろな、言葉では上手く表せられないこの感情。
思春期のときに抱いていたモヤモヤみたいなあれ。それにも似た感じ。
あぁ~、なんでこんな時期になってわかるのかな~。もうちょっと若い時に感じたかった。
それにしてもおもしろいな。普段思わないようなことを思ってみるのもたまにはいいかなと。
あ、でも、くれぐれもそれを実行してはいかんよ!

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