2008/08/13

続・金メダルよりも大切なこと

お盆ですね。墓参りと仏壇にお参りに行って来た。
御精霊さんのお迎えは昨日に親がやってくれてたので、自分はとりあずカタチだけでもお迎えしてきた。
やっぱりこういう民間信仰っていうのは続けていかんとあかんな~って思った。
心はいつでも日本人な安井です。どもども、右翼って訳じゃないよこんばんは。


さて、昨日にグルジアの話しを書いた。
その中でロシアがグルジアに執拗に攻撃するのは石油利権じゃないかと言ってたけど、
ちょっと調べてみたら、裏にはそれもあるかもしれないが、グルジアの革命から、反ロシアの動きが大きくなったという恨みが含まれているのが分かった。

2003年、現グルジア大統領のサーカシビリ(サアカシュヴィリ)らが、
汚職の蔓延していたグルジアの政治を嫌い、大統領辞任に追い込んだ暴力を伴わない革命が起こされた。
これが『バラ革命』と呼ばれている。

この革命自体はそんなにロシアに影響があるもんではなかったけど、それの影響でオレンジ革命、チューリップ革命が起こったことが、ロシアの逆鱗に触れることになった。

ウクライナで起きたオレンジ革命はプーチン大統領時代に行われ、親ヨーロッパ寄りのユーシチェンコが大統領になる結果となった。
また、キルギスで起きたチューリップ革命においても、親ロシアのアカエフ大統領が辞任に追い込まれるという事態になった。
ソ連崩壊後も東欧を支配下においておきたかったロシアは、東欧諸国の民主化の流れと止められないようになっていったのである。
これの革命はどれもプーチン政権下で行われ、プーチンの汚点という風に取れてもしかたないように見えている。

言うなら、事の発端となったグルジアのサーカシビリ大統領はプーチンからしたら「むかつくやつ」なのである。
ねちねちした性格のプーチンにとって、いつか復讐したい相手がこのサーカシビリ大統領であった。

で、ここにきてグルジアの南オセチアが独立を求める動きを見せた。
サーカシビリにとって不安定になってきた国内の動きを1つにまとめる為にも、南オセチアを力で押さえつけなければならない状況になり、軍を進めることになった。
これぞ好機とばかりにロシアが南オセチアに加担したのが、今回のグルジアでの軍事衝突の動きである。

なんかすごいね。プーチン怖すぎ!
ま、昨日書いたような石油の利権も絡んでいるとは思うけど、個人の恨みの方が強いようにすら思える。
停戦にはなったが、プーチンはきっとグルジアにサーカシビリに強い圧力をかけることになるだろう。
サーカシビリの解任が目下の目標か?

いくらプーチンが首相になったとはいえ、ここまで影響力をもっている証拠とも取れる。
中国の脅威もあるが、ロシアもあなどれない。
近代化した社会であっても、こうやって歴史は繰り返されているんだなと思った。

ほんと、そんなことで戦争なんて起こすなよなぁ、、、はぁ、、、

0 件のコメント: