2009/01/22

イタリア雑記

なんだかんだでイタリアへはツアーで行きました。
今後きっと長期の休みを取ることは不可能に近いし、いろいろ考えて母親と一緒に行く為にした。
たぶん旅行に連れて行くってことだと最後の親孝行になるかなと思って。
ま、そんなことだから、感想としてはありきたりな、観光地のあれこれはすごかった~とかになるけどね。

ほんとなら往復の航空券だけ買っておいての好きなとこへぶらりな旅になる予定だったけど、、、
今は別に一緒に行ってよかったかなと思っている。

って、その辺にして、今回のイタリアはツアーで行った。
初めは阪急交通社ので行こうとしたけど日にちがあわなくてしょうがないのでHISで。
でもH.I.Sでよかったと思う。途中で阪急交通社のグループと同じレストランになって喋ってたけど、
ばーさんばかりで何かいろいろ大変そうな感じがしたので、、、
こっちは料金が安いからか比較的若い人が多かった。新婚旅行で来ているのも何組かあった。
途中でたいぶ仲良くなって、晩御飯一緒に食べに行って飲んだりもしてたしな~
やっぱり若さがあるっていいな~とかおっさんな考えでした。

前置きが長い、すいません。
全8日間工程で、最初と最終日はイタリアまでの移動日。
ミラノ→ヴェローナ→フィレンツェ→ピサ→ベネツィア→サンジャミアーノ→ローマ という流れ。
北イタリアの主要な観光都市をまわりました。
とにかくそこらじゅうに遺跡がごろごろしていて、何百年も前の街でそのまま人が住んでいる国。
ワインが美味くて安い。人がみんな陽気。素晴らしい国だと思うよ。ほんとまた行きたい。
いろいろ書き出すと長いのでベネツィアとローマの感想を。

ベネツィアの街並み、まるで映画のセットのようだった。そこに人が今も住んでいる。
水の都をいわれるだけあって、車が走れる道がなく、ほぼ船と徒歩での移動。時間の流れが異世界だった。
観光が主要だけど、少し外れると工業地帯もある。不思議な街だ。
ベネツィアの教会と言えばサンマルコ寺院。時間の許す限りここにいた。ありえないくらいの神秘的な雰囲気、神はそこにいたと思った。

ローマ。ローマはとにかく全てが遺産に囲まれた街。
コロッセオやトレビの泉やスペイン広場、ヴァチカン市国のサンピエトロ大聖堂なんかの観光ポイントも行ったけど、一番の目的はヴァチカン美術館。
ここにあるラファエロの最後の作品「キリストの変容」が観たくてイタリアまで来たようなもの。
折りしも、この1月という時期は観光シーズンからずれているので、入館者がむちゃくちゃ少ないと言うことだった。
部屋に1人2人の閲覧者がいるくらいの人の少なさ。珍しいって言われた。
で、観たさ、あの絵を!

体育館くらいの大きさの部屋に「キリストの変容」とその脇に二枚の絵が飾ってあるだけの部屋だった。
部屋に入って絵を観て震えた。絵を観て震えたのは初めてだった。
圧倒される大きさと絵の美しさ。言葉では到底説明できない素晴らしさだった。感動したとかそんな域を超えていた。
ここに来れて本当によかったと思った。絵は人を動かせることができると初めて実感できた。
是非あの美術館で生を観て欲しい。とてつもないんだから。

まー、そんな感じの旅行でした。
イタリア素晴らしいね!時間が無いので端折るけど、どこもかしこも素晴らしい国。
もう一度行きたいな。次は南イタリアあたりをぐるりとまわってみたい。

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