2010/08/02

人生達観

朝顔の成長が著しい。
すんごい速度で成長している。朝顔三日会わざれば刮目して見よ みたいな。
花も咲き始めた。だいたい20株くらいかな。 今や家の壁をだいぶ這っている。
生命ってすごいなって感じさせられます。自分なんて、、、どうも安井です。こんばんに。


こないだ友達に会って言われたコトバ
「安井さん、最近"がんばる"とか"将来の為に云々"とか前向きな言葉言わなくなった」
って。

たしかに言わなくなりましたね。
人生なにかこうあきらめました。
前向きに。

いつまでも肩肘張って、俺は出来る子!って思い込むのやめた。
年収も気にしない。
仕事がすべてじゃない。
できないんだから必要以上がんばらない。
人生なるようになるし、ならないならやる。
食うだけなら自分で農業しらたいい。
幸せって生きること。

そんなこと思うようになってきた。
あれこれしなければならない!って思うのやめた。
気楽にいこう。人生楽しくいこう。
それだけ。

インドに行ってからだいぶ考え方が変わった。
ガンジス川行ってからかなぁ。


2009年の年末に無性にガンジス川が見たくてインドに行った。
ガンジスが流れる聖地であるバラナシに行った。
1人で予定無しで行ったのので、何時間も居た。

この街、というか国、とにかく人が多い。ゴキブリの巣みたい。でもみんな生きている。
小学生くらいの子どもが平日の昼間に平気で働いている。
じじいが平気で詐欺行為してくる。
みんな生きている。

そんな街に流れる川べりでは数多くの火葬場がある。
毎日数千の死体が焼かれている。普通に焼かれている。見た見た。
死期が近い人は、死ぬために各地から訪れて、横の施設で死を待っている。
それを見るために数多くの観光客が訪れる。
それをカモるために数多くの商売人が群がる。

観光客から金をぼったくろうと躍起するインド人の横で、死を待つ人がいる。
むしろ、死んでいて焼かれるのを待つ人がいる。
そんな横で近所の子ども達が遊んでいる。
観光客はガンジス川に浮かぶ船でしゃいでいる。
傍らでおばさんたちが洗濯物洗っている。
沐浴をする人達がいる。
それを見る僕達観光客がいる。
僕等をカモにしようと多くの詐欺師が声を掛けてくる。
とにかく見渡す限りにインド人がいる。

そんな土地。
そんな風景。

あれを見てから、何か価値観が変わった。
人間って生物なんだって。生きていくのってそういうことなんだって。
がんばるのやめようって思った。

言葉にできてないけど、人間の本質がすべて詰まっているのを見た。
人間って生きているんだなって思えた。
ただそれだけ。

ほんとただそれだけだった。
日本のこの社会でがむしゃらにがんばって生きているのがあほらしくなった。

よく、インドに行ったら人生観変わるって言われるけども、
本当に変わるんだな~って今さらながら思えた。

人生なんてちんけなもんです。

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