2009/12/08

サービスの値段

無職の持て余す時間を使ってゲームしました。松成さんから借りてきたやつ。
XBOX360で出ている「Steins;Gate(シュタインズ・ゲート)」というノベルのアドベンチャーゲーム。
いやー、ひさびさにハマった。おもしろかった。2chある程度知っていて、アキバも行きますよって人がやると何倍も楽しいだろうなって作品。
40時間くらいでクリアした。それだけ無駄に使ったってことですね。たまにはいいさこんばんは安井です。


インド旅でビザがいるから申請に行ったと書いたが、
その時の必要書類が詳しくわからなくて領事館に電話したんですよ。
出たのはインド人でした。まぁこれがすごい愛想無くて対応も悪かった。これがインドじゃ普通なんかなって思った。
日本人もびっくり。

それにしても日本は、接客というか従業員が客に対する態度に非常にうるさいですね。
行き届いた"サービス"というものがあって当たり前って思っているような感じがします。
「お客様は神様です」なんてすんごいコトバが流行ったりもして、それが客の意識に常に存在するようになってしまっているように思います。

スマイルが0円のように、日本じゃサービスとうものにまったくと言っていい程、価値がありません。
不満に思わないようにすることが普通。喜ばせるようにするのが普通。そんな社会。
これが日本人なんだと思います。個人的にこういう精神であったのだから、日本は礼儀正しく評価される国になったんだと思っています。評価したい部分。
隣のシナチクに比べたら雲泥の差。

でも、これがマイナスになっている面もあると思う。
例えばサービス業。ちょっと広いけど福祉関連のサービス。
介護や福祉ってモノを作り出す訳ではない。でも必要なこと。

福祉業界の人手不足は深刻。一番は給料が低いから。
"サービス"に金を払わないからだろうと思う。だってサービスはあって当たり前だから。
老人介護はそもそも家族が行っていた"サービス"。それを行っている人に高い金を払うのは抵抗があるのだろう。
もっとも、その意識があるのが団塊の世代あたりだろうと思うので、このへんの人たちが意識を変えないとどうしようもないと思っている。

商品を売ることが仕事である場合に顧客に対してある程度のサービスを行うことと、
そもそも"サービス"自体をウリにしている仕事とを比べることがよくないのかもなと思う。

価値の無いものだからこそ価値がある。
それは値段が付けられないから価値が無いように見えているだけであって。
普段当たり前のように受けている"サービス"ってそういもんじゃないだろうか。

"サービス"の価値についてひとりひとりが理解できるのであれば、
スマイルが0円であっても感謝できるのじゃないだろうかと思う。
そして、顧客としての"サービス"もできるようになると思う。

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